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淋怜 歌夜(リンレイ かや)の小説ページ
旅の途中で
~序章~
都市を守る四方門の一つ、ノンビナス門をくぐればここは四大大国のひと つエルディス。第83代カルバード王の納める国である。城下町は見渡す限 り人であふれていた。
季節はこれから夏本番である。生温い風を受け、自身を照らす熱い光を浴 びながら、人ごみをぬぐうように一人の少女が歩いている。
肩の出る服にズボン。腰に巻くスカートは、右に深くスリットが入り、正 面に十字の模様がある。布袋の口を紐で絞(しぼ)り、その紐を右肩にかけ る形で背に背負う。
(あれが城か~)
人通りの多い通りのはるか先に、そびえたつ城が見える。
「てか、遠くない?」
声に出しても距離がちぢまるわけもなく。
「まあ、用なんかないけど」
一介の旅人が行く所ではない。
(宿決めて、その後どうしよ)
日の光をいっぱいに浴びたようなオレンジ色の髪。
肩まで伸ばした髪が歩くたび風に揺れるのを感じながら、
旅人エアリー・リールは考える。
火女
火族の女は王都に向かう 帰ってくるかはわからない
「ふざけるんじゃないわよ!!!」 女は、火を放った。
その力を認められ(?)王都に行けと、命令が。新しい国王暗い城 ・ 少ない味方 ・ 囲む監視 炎よ、我に手をかせ永遠に。